実験講義のテーマ例
高等学校の理科教員向け実験体験講座
科学技術は日進月歩の早さで進歩、発展しています。昔はなかったような画期的な技術が、生物や化学、物理の教科書に新たに書き加えられることも今は珍しくありません。その際、授業を担当される理科教員にとっては見たこともない技術を講義することに困惑されることも少なくないそうです。また、学習指導要領が変わり、高等学校で研究活動を行う「課題研究」「理数探究」も導入されました。高等学校の理科教員にとって、それらの新しい技術を知り、授業に活かせる研修の機会は必要であろうと考えられます。
FIRSTでは、学部の施設、設備を活用して平成17年度より継続的に高等学校の理科教員向けの実験講座を実施してきました。本講座は、先端科学に関する参加者の知識向上と、実験に関するスキルアップを目指したものとなっています。
過去に実施した理科教員向けの実験講座
年度 | 支援 | 講座名 |
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2005年度 | JST/教員研修 | ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、ナノバイオテクノロジーが拓く未来社会 |
2006年度 | JST/教員研修 | “知る”から“使える”生命機能 |
2007年度 | JST/教員研修 | 体感するテクノロジー ~社会を変える先端テクノロジーを使いこなす~ |
2007年度 | 甲南大学 | ナノテクノロジーの最前線“超微細回路の最新技術を体験する” |
2008年度 | JST/教員研修 | 科学のスパイス —理科実験をおもしろくする先端科学— |
2008年度 | 甲南大学 | PCRで血液型を調べる |
2009年度 | JST/教員研修 | 生命を探究し、社会に活かす先端科学 |
2010年度 | 甲南大学 | 理科教員向け先端科学実験講座 |
2011年度 | JST/SLC | 中高大産 接続教育を通じた次世代の医療・健康産業を担う人材育成 |
2012年度 | JST/SLC | 理系研究者が教える課題研究の見つけ方、進め方、纏め方 |
2014年度 | 甲南大学 | 課題研究の展開、発展とその指導法 ~高分子合成を題材として~ |
2015年度 | 甲南大学 | エビの解剖を通じて考える生物の系統進化 |
2016年度 | 甲南大学 | クロマトグラフィーの原理と応用 |
2017年度 | 甲南大学 | ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いた遺伝子鑑定 |
2018年度 | 甲南大学 | 金属イオンの酸化還元反応を利用したプラスチックのめっき技術 |
2019年度 | 甲南大学 | 遺伝子組み換え実験と細胞小器官の観察 |
2022年度 | 甲南大学 | 酵素反応の速度論的解析 ~制限酵素によるDNAの切断をゲル電気泳動で定量する~ |
2023年度 | 甲南大学 | 生物を化学の目で見る~呼吸と光合成に関わる色素、ポルフィリン~ |
実験講義
FIRSTでは、生物学、化学、物理学やその境界領域である生命化学分野を広く学びます。また、実験・研究を中心とした教育を実施しているため、施設には、主に化学、生物学に関連する様々な実験・研究設備・機器が整っております。これらの施設、設備、機器を利用すれば、有機化学、無機化学、高分子化学、生化学、遺伝子工学、細胞工学といった幅広い分野の実験を行うことができます。
また、実験内容に制約はありますが、フロンティアサイエンス学部の教員が高等学校へ伺い、生徒を対象に実験を行うこともできます。
過去に中学生、高校生対象に実施した実験講義のテーマ例
年度 | 講座名 |
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2007年度 |
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2008年度 |
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2009年度 |
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2010年度 |
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2011年度 |
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2012年度 |
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2013年度 |
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2014年度 |
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2015年度 |
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2016年度 |
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2017年度 |
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2018年度 |
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2019年度 |
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2021年度 |
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2022年度 |
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2023年度 |
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申し込み方法
下記のファイルをダウンロードし、必要事項を記入の上、甲南大学ポートアイランドキャンパス事務室までメールもしくはFAXにてお申し込みください。原則として、大学・学部の教育・研究活動を優先いたしますので、ご要望にお応えしかねる場合もございますが、その場合はご容赦ください。