FIRSTの学び

異分野のかけ算が新たな発想を生み出す

フロンティアサイエンス学部(FIRST)では、バイオテクノロジーとナノテクノロジーを融合させたナノバイオテクノロジーが学びの中心となっています。ナノバイオテクノロジー(生命化学)は、バイオテクノロジー(生物)とナノテクノロジー(化学・物理)の融合研究領域であり、個々のテクノロジーだけでは見いだせない画期的な技術革新ができると期待を集める“生命科学”分野の中心です。FIRSTでは、このナノバイオテクノロジーを中心として、既存の学問の枠を越え、異分野をかけ合わせた新領域の研究と教育を通じて、人や社会の未来に貢献できる人材を育てます。

生命科学分野をカバーする教員陣の幅広い専門分野

生命科学のコンセプトは、「生命のしくみを調べ、その成り立ちに学び、実社会に活かすこと」にあり、その発展によって生命、医療、食品、環境、創薬、新素材、エレクトロニクスなどに関わる幅広い分野での応用技術の創出が期待されています。

2000年以降、日本全国の大学で生命科学に関わる学部学科が数多く設置され、どの大学でも「医学と工学の融合分野を学ぶ」、「ガン研究を専門的に学ぶ」など、生命科学に関する学びに特色を出した教育、研究が実践されています。FIRSTの特徴は、バイオテクノロジーやナノテクノロジーからナノバイオテクノロジーに至る多彩な専門分野・応用技術をもった教員で学部が構成されていることにあります。生命科学は幅広い応用分野をもつ学問なので、学んだ知識を広く活かすことができます。また、学生が生命科学分野を講義や実験を通じて広く学んでいく中で自分が将来取り組みたいと思う課題が変わることもあるかもしれません。学生の抱いた興味・関心をカバーし得る受け皿となる専門分野が、ここFIRSTには広く整備されています。それを可能とするのは、生物学、化学、物理学の基礎専門科目に精通し、理学、工学、薬学の博士号を取得した多彩な専門分野をもつ教員陣です。

「未来の最先端を創り出す」チカラを養成する
FIRSTならではの学び

FIRSTでは、最先端の生命科学に関する知識を身につけることが、学びの目的ではありません。学んだ基礎的、応用的な知識をもとに、研究を計画、実行し、その結果を世界に向けて発信するチカラを養うことが目的です。発信することで得た“研究に対するやりがい”は、新たな動機と発想力を生みだし、次の計画を立て、実行していく糧となります。このようなサイクルの繰り返しが、未来の最先端を創るチカラにつながるのです。

FIRSTでは、講義内や講義外のさまざまな学びから、このサイクルを自ら動かせるようになるための総合的なチカラを養成していきます。

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