博士課程の橋本佳樹君の総説が英国化学会RSC Chemical Biology誌の表紙に掲載されました

2025/04/15

博士課程の橋本佳樹君の核酸構造と核酸構造を標的にした低分子化合物に関する総説が英国化学会RSC Chemical Biology誌に採択され、当該号の表紙として掲載されました

論文:Three- and four-stranded nucleic acid structures and their ligands
著者:Yoshiki Hashimoto, Sumit Shil, Mitsuki Tsuruta, Keiko Kawauchi and Daisuke Miyoshi
要旨:核酸は、生細胞内で二本鎖だけでなく、様々な非標準的な二次構造を形成する可能性があります。非標準的な構造は、主にセントラルドグマにおいて調節機能を担っています。そのため、核酸標的分子は、様々な疾患において「創薬不可能な」タンパク質を標的とする新たな治療薬となる可能性があります。核酸は4つの異なる構成要素しかもたないため、核酸を標的とする小分子の懸念事項の1つは選択性です。核酸の非標準的な構造である三本鎖と四本鎖は、その三次元構造が細胞内に最も多く存在する標準的な二本鎖とは大きく異なるため、有望な創薬標的として期待されています。本稿では、核酸の三本鎖と四本鎖の特徴、およびそれらを標的とする低分子化合物について説明します。
RSC Chem. Biol., 2025,6, 466-491
DOI https://doi.org/10.1039/D4CB00287C
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2024/cb/d4cb00287c

表紙情報:
DOI https://doi.org/10.1039/D5CB90014J
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2025/cb/d5cb90014j

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