奨学金制度
甲南大学の奨学金制度
甲南大学では奨学金の申請、支給等は学生生活支援センターが一括して行っており、独立行政法人日本学生支援機構、甲南大学、および外部団体貸与制、給付制に関する様々な奨学金を紹介をしています。
詳細は学生生活支援センターのHPをご確認ください。
甲南大学同窓会チャレンジ基金
甲南大学同窓会チャレンジ基金は、甲南大学同窓会費を基金として、本学の個性尊重の見学精神に鑑み、学芸・文化・スポーツなど社会の様々な分野で、自らの得意とする知識や技術を活かし活躍すると共に一層の向上を志す前途有為な人材を育成することを目的として設けられました。
同窓会チャレンジ基金は、学生のチャレンジを応援してくれる基金です。私は、夏休みの1ヶ月をかけて、沖縄でヒラムシという海洋生物の生息調査を目的に同窓会チャレンジ基金に申請し、採択いただきました。当初は、ヒラムシが沖縄に何種存在し、どこに生息しているかもほとんどわかっていませんでした。そのため、フィールド調査を専門とする琉球大学の研究室の方々にサポートを仰ぎ、生息調査の仕方などを教えていただきながら取り組みました。1ヶ月の間、沖縄の海岸で岩をひっくり返し続け、ヒラムシを採集し、その生息調査を終えることができました。この挑戦によって、ヒラムシ研究を始める大きな第一歩となっただけでなく、自分の今取り組んでいる研究を異なる視点から見られるようになりました。このような貴重な機会を与えていただき、心から感謝しております。
国広 潮里(1期生、兵庫県立舞子高等学校出身)
FIRST独自の奨学金制度
FIRSTでは、平生釟三郎の教育理念「人格ノ修養、健康ノ増進ヲ第一義トシ、個性ヲ尊重シテ天賦ノ特性ヲ啓発スベク、知的教育ヲ施サン」を基本とし、フロンティアサイエンス学部の学部目標「徹底した少人数教育により先端科学技術に関する専門的な知識と技能を授け、さらにその基幹である科学を探究する研究の能力と、先端技術を社会の発展・福祉の増進に活かす応用の能力を養うこと」に則して奨学金制度(マイラボスカラシップ制度)を設けました。本制度は本学部の学生を対象に、学業等が優れていると認められるものを表彰し奨学金を給付することで、学生の意欲、活動力を喚起することを目的としています。
- 平生精神高揚特別表彰奨学金
- マイラボ対抗優秀賞奨学金
- ナノバイオ卒業研究発表優秀賞奨学金
1年生のA期は1科目しかテストがなかったため、全くといっていいほど勉強をしていませんでした。テストの数日前から焦り始めて勉強を始めたものの、テストは全くといっていいほどできませんでした。テストの日の帰宅途中に、応援してくれている両親にごめん単位落としたかもしれんと連絡したくらい…。その経験から、もう絶対単位は落とさないし、誰にも負けないくらい勉強してやる!と強く思うようになりました。やる気になると、この学部の特色でもある先輩や先生との距離が近いことがものすごく自分の助けとなり、わからないことや疑問に思ったことはすぐに解決していくことができました。その結果、前期も後期も平生精神高揚特別表彰奨学金に選出され、一人暮らしの生活にも少しばかり余裕ができ、夏休みに友達と沖縄に旅行に行ったり、大好きな服や靴を買ったり有意義な大学生活を送るための助けとなりました。次もいただけるよう頑張ります!
杉本 渉(5期生、広島県立廿日市高等学校出身)
大学の講義は予想以上に難しく、高校で履修しなかった分野の科目を学ぶこともあるため、講義についていけずに心が折れそうになったこともありました。しかし、FIRSTには多くの仲間がいるマイラボがあり、そのサポートのおかげで無事に4回生になることが出来ました。助けられた分、自分の得意分野では誰かを助けたこともあり、Give & Takeの関係でここまでやってきた感じです。このようなマイラボでの勉強の教え合いは学生が自主的にしていることもあるのですが、『マイラボ対抗優秀賞奨学金』の力が大きいと思います。この奨学金は成績最優秀のマイラボに所属する1~3回生全員がもらえるため、フロアの学生は共通の目標をもち、心が折れることなく勉強を頑張ることができます。同時に、マイラボの仲間や教職員との関わりが増え、知らず知らずに人脈を広げることもできます。優秀賞をもらった後のお疲れさま会では互いの検討を讃え、さらに一層絆を深めることもできます。
中川 暁史(3期生、兵庫県立網干高等学校出身)