高校と異なり、大学では授業のたびに講義室を転々と移動しながら授業を受講するのが一般的です。そのため、講義がない時には学内に自分の居場所がなくなることも珍しいことではありません。フロンティアサイエンス学部(FIRST)では、入学したすべての学生に大学における「学び」と「研究」の拠点となる専用デスクとロッカーが与えられます。学生はこのスペースを自由に利用することができ、授業の予習や復習、レポートの作成、同級生や先輩・後輩との語らいの場として活用しています。この空間は「マイラボ」と呼ばれ、自由な発想に基づいたマイラボの活用法によって、皆さんの大学生活は何倍も充実したものとなるでしょう。 |
自分の将来を考えるにあたって、社会で活躍している先輩方の意見や考え方を教えてもらうことは大変参考になります。また、多様な職種で活躍される方々の話は、自分に適した仕事を見つけるのにも役に立つことでしょう。フロンティアサイエンス学部(FIRST)では、社会の第一線で活躍されている方々をお招きし、大学生活を送る上でのアドバイスや、今の社会で必要とされる人材像、現在の成功をつかみ取るまでの失敗談など、日頃、なかなか聞くことのできない貴重な話をリレー講座形式で学べる「フロントランナー講座」が開講されています。 |
多くの大学では、大学4年生や大学院に進学しないと社会や科学の最先端を学習する機会はありません。フロンティアサイエンス学部では、サイエンス(科学)の最前線を体感できる、サイエンスライブチケットという講座を用意します。この講座は、学会への参加や発表、運営を手伝うことで、科学の最先端を常に学習できる環境を提供します。生(ライブ)の最先端科学を肌で感じることで、自分の将来のビジョンも明確になっていくはずです。 |
フロンティアサイエンス学部(FIRST)を設置している神戸市のポートアイランドは、神戸市の医療産業都市構想の中心地で、様々な大学や医療・創薬・食品・化粧品産業等に関連した企業が多くあります。フロンティアサイエンス学部(FIRST)では、その立地を活かし、様々な企業、大学、研究機関と連携し、皆さんの学びの幅や深さをサポートします。 |
フロンティアサイエンス学部(FIRST)は、ナノ、バイオ、ナノバイオ分野で世界をリードする先端生命工学研究所(FIBER)が母体となって設置されました。FIBERも2009年4月にそのすべての機能をポートアイランドキャンパスへ移動し、FIRSTの研究・教育をサポートしています。学生の皆さんは、FIRST、FIBERが一体となった新しいキャンパスで世界に発信される最先端研究を常にそばで感じながらいろいろなことを学ぶことができます。 |
“最先端”を学んだ皆さんは、いずれ社会で指導的な立場となることもあるでしょう。人に教えるには、人から習った知識をもつだけでは不十分で、それ以上の知識と経験が必要となってきます。しかし、高校や大学、また、社会においてもそのような指導力を養成する機会は多くありません。FIRSTでは、指導力やリーダーシップ性の育成にも積極的に取り組んでいきます。例えば、「マイラボ」。1年から3年次まで一緒に学ぶ空間ではコミュニケーションだけでなく、先輩は後輩へ指導し、後輩はそれを学ぶ。日々の生活の中でも工夫された“学び”のプログラムがFISRTにはちりばめられています。 |