科学の最前線に触れる 〜サイエンスライブチケット〜(2)

前回からのつづきです。)

 

龍谷大学理工学部物質化学科の富崎欣也先生らをお招きして開催した、講演会とポスター発表会。

 ポスター発表会後に、優秀講演賞、最優秀講演賞の発表と表彰式がありました。

 

最優秀講演賞 

無機光化学研究室(鶴岡研)藤本聖也さん

 

優秀講演賞

有機合成化学研究室(村嶋研)星川喬哉さん

分子細胞発生学(西方研)光田陽香さん

遺伝子薬学研究室(川上研)亀野美咲さん

バイオ計測化学研究室(臼井研)坂下峻吾さん

 

受賞した学生のコメント

藤本聖也さん

「まさか自分が最優秀講演賞をいただけるなんて思ってもいませんでした。ありがとうございました。講演会の方も、私の研究内容(無機化学)と意外に近い部分もあり、とても貴重な時間となりました。」

藤本  

 

光田陽香さん

「記念となるサイエンスライブチケットでの第1回目のポスター発表会で優秀講演賞を頂けて、とても光栄です。今回のポスター発表では、学部3年以来、久々にナノからバイオまで幅広くディスカッションを行えました。この経験を活かして、修論に向けてさらに頑張りたいと思います。」

光田 

 

おめでとうございます!

選に漏れた方も、非常に質の高い発表をされていました。

選考はかなり大変でした。

 

(フロンティアサイエンス学部 臼井健二)


動画で見るフロンティアサイエンス学部

前回の記事ではポートアイランドキャンパス(PIキャンパス)の周辺環境について書きましたが、「フロンティアサイエンス学部(FIRST)があるPIキャンパスの、中はどうなっているの?」

・・・と、キャンパス自体に関心がお有りの高校生・受験生のみなさん。

まずは手軽に「動画」がおすすめです。

甲南大学のサイト「動画で見る甲南大学」にも載っていますが、甲南学園広報部がYouTubeにもアップしているようです。

 

まずはロングバージョン。『バーチャルキャンパスツアー』編です。

 

つづいてショートバージョン。こちらは『学生の声』編です。

 

なお、2年前に作製した動画なので、登場学生の現在の学年は「当時+2」ですね。

私も久々に見ましたが、現3年生(当時1年生)の初々しいこと!

 

これらの動画を見て、「直接見てみたい!」(学生をじゃなくてキャンパスをですよ)、と思われた方はぜひご来学ください!

やはり直接ご覧いただくのが一番ですから。

秋期オープンキャンパス(10/1)もありますし、当日の都合が悪い方は、ポートアイランドキャンパス事務室に連絡していただければ、普段でも見学することができます。

手のあいている教員がいれば、マンツーマンで説明しながら館内をご案内します。

お気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先はこちら

 


ポートアイランド(が)キャンパス

甲南大学ポートアイランドキャンパス(PIキャンパス)は、「ポートアイランド(にある)キャンパス」なのですが、「ポートアイランド(が)キャンパス」でもあるんです。

私たちは入学定員45名の小さな学部ですので、PIキャンパスも決して大きいとはいえません。建物一つのこじんまりとしたキャンパスです。(PIキャンパスにある学部はフロンティアサイエンス学部だけですので。)

しかし。

ポートアイランド=神戸医療産業都市は、さまざまな「学びのチャンス」にあふれています。私たちも学生たちが、そのチャンスを活かせるように、著名な先生のお話や施設訪問などを授業に組み込んだりしてお手伝いをしていますが、本人の積極性次第で可能性は無限大です。

例えば、アルバイト。

現在も、何名かのFIRSTの学生さんが理化学研究所で、研究補助のアルバイトをしています。彼らは、大学での研究にプラスして、学外でも経験を積んでいるわけですから、自身が目指す高度な専門性を、より深めたり、広げたりすることができますよね。

 

それから、シンポジウムなどのイベントも数多く開催されているので、最先端の情報に生で触れる機会がたくさんあるんです。

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PDFをダウンロード

つい先日も、上のようなシンポジウムの案内をいただきました。

1−2年生だとまだ難しいと感じるかも知れませんが、事前に少し教員に質問して予備知識を仕入れておけば、十分理解できると思います。

普段からこのような情報に触れておけば、就職活動の書類や面接でも、理系人材としての基盤が感じられるようになると思いますよ。

と、最後はうちの学生へのメッセージになってしまいましたね 。。。

 

高校生・受験生のみなさん、フロンティアサイエンス学部に入って、ポートアイランドの研究と学びの輪に参加してみませんか。


本日、大学院入試

本日、9月2日(土)は、甲南大学大学院修士課程の入試日。

 

ちなみに修士課程というのは2年間で、その後に博士課程(3年間)があります。

博士課程を修了して審査に合格すれば、いわゆる「博士」です。英語で名前が書かれるときの敬称は、Mr. や Ms. ではなくて、Dr. になります。

 

話は戻って大学院入試。

いつもは授業を受けている教室で、でも、いつもとは違う緊張感で、学生たちが入試問題に取り組んでいます。

 

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(イメージ画像です。)

 

高校生・受験生のみなさんの中には、「大学に入ってもまだ入試があるのか・・・」と驚かれる方もいらっしゃることでしょう。

あるいは、最近では「高校生にも大学院進学を意識させている」とおっしゃる高校の先生も多くいらっしゃるので、すでに卒業後の進学のことまで考えておられる方もいらっしゃるかも知れません。

 

というのも、理系では大学院修士課程の修了はなかば必須だからなんです。

研究、開発、技術など、理系としての知識やスキルを活かせる職に就こうと思ったら、大学院を出ておかないとなかなか難しいという事実があります。

これは甲南大学だけではなくて社会全体の流れですね。

 

さて、全国の大学の大学院入試は夏の時期に集中しています。

なぜこの時期に入試があるのか?

正確な理由は知りませんが、おそらく、入試に失敗しても就職活動ができるように、ということなんでしょうね。

就職以外にも、3月までいろいろな大学の大学院が2次入試・3次入試をやっていますので、他大学の大学院に志望を切り替えて試験勉強を続ける学生さんもいらっしゃいます。

 

高校生・受験生のみなさんには何だか気が滅入る話題になってしまったかもしれませんが、私の言いたいことはただ一つ。

大学合格をゴールを思わず、スタートと考えてくださいね、ということです!

・・・ん? やっぱり気の重くなる話でしたか 。。。

 

でもまあ、まずは大学合格、ですね。

公募制推薦入試の願書受付まで2ヶ月を切りました。

みなさんのご健闘をお祈りしています。


嵐を呼ぶ男! 川上教授

神戸大学実習船・深江丸で高松港に行くフィールドワーク型授業「科学と産業政策」が台風の影響を受けたことは先日ご報告した通りですが・・・(こちらこちらの記事をご覧ください。)

その深江丸に乗船していた川上教授が担当する、もうひとつのフィールドワーク型授業「エリアスタディーズV」も、台風の影響をもろに受けてしまったようです。

エリアスタディーズVは、シンガポールの国際的に有名な大学や研究機関を訪問し、プレゼンなどを介して、現地の教授や研究者、学生たちと交流を深める授業。

川上教授によると、23日に香港経由で帰国する予定だったのが、台風の香港直撃により1日半の間、足止めをくらってしまったとのことです。

 

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(川上教授から送られてきたスマホのスクショ。)

 

でもともかく、みなさん無事に帰国されて教員一同ほっとしました。

現地での研究・教育機関での活動の様子は改めて詳しくご報告するとして、今回はちょっとだけ。

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(初日の実験: 午前中にみっちり講義を受けて、今からマウスとラットの実験です。by 川上教授)

 

 

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(マリーナベイ・サンズから: 下に見える花のような建物がArt Science Musiumです。土曜日はここを見学したのち、自由行動になりました。対岸にマーライオンが小さく見えます。by 川上教授)

 

それにしても、2週間ほどのあいだに授業が2回も台風の影響を受けるなんて、よほど台風に愛されているのか、それとも川上教授の方が台風を追いかけているのか・・・。

次回、嵐を呼ぶ男・川上教授のフィールドワーク型授業は9月12日(火)(もう1回あるんです・・・)。

大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用郡)での見学と講義です。

 

 

天気予報から目が離せませんね!

台風、来るなよ、ぜったい来るなよ。