大学教員として嬉しいことの一つは、卒業生が連絡を取ってくれたり、大学に訪ねて来てくれたりすること。
「急に休みが入ったので・・・」とふらっと顔を見せに来てくれる卒業生もいれば、専門分野に関係する用件で連絡をくれる卒業生もいます。
昨日も、この学部の一期生2人が訪ねて来てくれました。
フロンティアサイエンス学部(FIRST)は2009年開設ですので、彼らが卒業してもう4年になりますね。
(村嶋教授(中央)とソフトウェア開発の打ち合わせをする一期生の森さん(右)と石橋さん(左))
森さんは在学中から起業家を目指していて、卒業後はソフトウェア開発事業に取り組んでいます。
現在はもう一人の1期生、石橋さんも参加して共同開発をしているとのことです。
2月のFIRST同窓会総会で会ったときに、教員が「こんなソフトウェアがあるといいなぁ」と話していたのを覚えていてくれて、具体的な話を進めたいということで今回訪ねて来てくれました。
ソフトウェアの中身は書けませんが、ブログ編集者も“そんなソフトウェア”が売っていたらすぐに飛びつきますよ。
ぜひ、開発から発売につなげて欲しいですね。
せっかくの機会なので、彼らから後輩たちに一言。
「大学ではソフトウェアの勉強をしたわけではありませんが、自然科学について広く学んだ知識が、新しいアイデアを生み出すのに役立っています。」
「起業で大事なのは合理的な判断、計画、そして行動。それって、大学での実験と同じなんですよ。みなさんも大学での経験を生かして、ぜひ“起業の輪”を広げていきましょう!」
100%自分の力で道を切り開いていかなくてはならないのは不安も大きいでしょうが、その分、やりがいも大きいでしょうね。
二人の活躍を期待しています。
P.S. 彼らが「キャンパスの中で懐かしい場所」という食堂(カフェテリア)を久しぶりに訪れてもらいました。
「すっごくメニューが増えてる! 僕たちの頃は・・・」とお世話になった店員さんとの話に花が咲いていました。