カテゴリー別アーカイブ: 日常

1年生、はじめての定期試験がいよいよ来週

大学では前期/後期の2期制になっているところがほとんどだと思いますが、FIRSTでは、専門科目については4期制(A, B, C, D)で授業と定期試験を実施しています。

来週はいよいよA期の試験期間をむかえます。

1年生にとってははじめての定期試験。高校までは、学校の中間試験や期末試験で「落ちる」ことはなかったでしょうから、おそらく、はじめての「落ちるかもしれない(単位が取れないかもしれない)」試験ということになるでしょう。

不安が渦巻いている人は大丈夫。不安を払拭するべく熱心に勉強しているはずです。まあ何とかなるやろタイプの人は要注意。もし、何事も経験、落ちたら落ちたときのこと、と開き直っている人がいたら、それは危険です。大学の試験は甘くありません。そういう人は本当に落ちます。

一つ落としたからといって直ちに留年するわけではありませんが、2年次以降の履修に影響してきます。つまり、取りこぼした科目の再履修の影響で、2年次以降の時間割が「何を学びたいか」ではなく「どれなら時間割上、重ならずに取れるか」で決まってくるという寂しい時間割になってしまう可能性があるのです。本当に学びたい分野を学べるよう、しっかり単位を取っていってほしいですね。

jishuu3

画像は、「不安が渦巻いている」タイプの学生さんでしょうか。科目担当の甲元先生の研究室に押し掛けて(?) 勉強中です。先生は熱心さに半分感心しながらも「君、勉強より チョコ食べるのに熱心やなあ・・・」。

jishuu1
jishuu2

分子の立体構造に関する勉強。デジカメで分子模型を撮影して、後で復習に使うのだそうです。ナイスアイデアですね。


たけのこ(その後)

以前にご報告したFIRST玄関口の坪庭にひょっこりと生えていた、美味しそうなたけのこ
その後、どうなったのか?

わずかな間ですが、予想以上に育っていて、すでに2階にまで達していました。

植物の成長ははやいものですね。

BlogPaint
いえいえ、FIRSTの学生の成長もはやいですよ!

試験前のマイラボ

高校でも大学でも学生さんにとって試験前は試験勉強に追われるのが常でしょうか。
ちょうど来週は、FIRSTもクォーターA期の試験があるので、学生さんは土日にもかかわらず勉強中。

勉強
(勉強の邪魔にならないよう、そっと撮影させてもらいました)

一般の大学の試験は、前期と後期の期末にそれぞれ行われますが、FIRSTでは年に4回試験があるクォーター制(4学期制)が採用されています。「えっ、年に4回も試験?」と、ぞっと思うかも知れませんが、4回に分けた方が試験勉強する科目数が分散するということで学生さんには好評だったりもします。

そもそも、クォーター制とはどんな仕組みなのか説明しましょう。

一般的な大学の授業は、週に1回の講義を15週受けることとなります。前期、後期ともに15週ずつあって、前期末、後期末に試験があるわけです。一方、クォーター制では週に2回の講義を7~8週かけて集中して行うわけです。週に2回あるので半分の期間で終わるんですね。そのため、FIRSTではA期、B期、C期、D期の4つの期があるんです。

なぜ、他の大学と違うそんな変わったしくみを取り入れているのか?
その理由はまた後日お話ししますね。


キャッチアップ・セミナー

先日、「構造有機化学」という科目のキャッチアップセミナーが開かれました。

catchup1
catchup2
(キャッチアップセミナーの様子)

キャッチアップセミナーというのは授業時間外セミナーで、授業形式であったり、演習形式であったり、質疑応答形式であったりと、いろいろなかたちで行われます。(今回はセミナーは、授業+演習+質疑応答のミックス形式で行われたようです。)

なぜ、このようなセミナーがあるのか?

授業をやっていると「理解できている学生とできていない学生の差がつき始めている」と感じることがあります。また、「ここは絶対に外せない大事なポイントなのに、何人か、完全に理解できなかった学生がいる。まずい。」と感じることがあります。でも、そのようなときに、授業の進度やレベルを落としすぎると、逆に「内容が易しすぎてつまらない」と感じる学生が出てきてしまいます。

また、FIRSTの入試は、理科1科目選択(生物か化学を選択)となっていますが、その一方で、1年生前期のカリキュラムは、ナノからバイオまで全分野を一通り学ぶことになっています(大学で自分がよく知らない分野にも興味をもってもらうためです)。当然、レギュラーの授業だけでは、「得意な人」から「初学者」まで対応することはできません。そこで、キャッチアップセミナーの開催となるわけです。

「早い話が補習授業ね。」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。もちろん、高校のときから苦手だった部分を立て直したり、授業でわからなかった部分の理解を深めたり、ということが中心ですが、一つ理解できると一気に理解が進んで授業を追い越してしまったり、「余談だけど・・・」といいながら、その分野に関連する最新の研究動向や、これを学ぶと将来どのように仕事に活かせるかなどの情報を教員が話しだしたりと、内容は意外に先進的なことも多いのです。

キャッチアップセミナーのような授業時間外セミナーは自由参加ですが、せっかくのFIRSTのサービスですから、在校生のみなさんは積極的に利用してくださいね。

ちなみにキャチップセミナーという名前の由来は・・・・。
ケーブルテレビ番組のドラマなどでよくありますよね。放送の最初の何回かは見逃したけど、途中から興味をもって見始める人向けの、一斉放送。その名前(キャッチアップ!○○ ← ドラマ名)から、ヒントをいただきました。(Catch Up ! = 追いつけ!)


個性が見えるマイラボ

 1年次から一人ひとりが専用デスクをもつ学生スペース「マイラボ」。みなさん快適に使えるようにと、いろいろな工夫をして自分仕様の個性的なマイラボにしているようです。

mylabdesk1
 まず、上の画像が(私たち教職員が考える)標準仕様。教科書が並べてあって、いつでも予復習できる体制です。このデスクの主は、試験前には同級生や後輩たちから頼られる存在で、勉強会の講師役をしている姿がよく見られます。

 で、下は個性派仕様。なんと茶器が置いてあります。(写っていませんが、もちろん教科書なども置いてあります。)疲れたときにお茶をたてたら、心も体も落ち着きそうですね。今度、どんなときにお茶をたてているのか、持ち主に聞いてみたいと思います。
mylabdesk2