バイオ実験では複数のテーマを並行して進めています。内容の一部は、1年時にすでに行っているものと同じですが、そのかわり「自分で段取りをして、計画をたて、準備し、実験を進めていく」ことが求められます。しっかり内容を理解していないといけません。
この実験のおもしろいところは、「何を調べるか」を自分たちで考えて、遺伝子のどの箇所のコピーをつくるかを設計する点にあります。ある学生は「血液型」を、ある学生は「酒に強いかどうか」を、また別の学生は「朝に強いかどうか」などを調べていたようですね。
今日は、PCRで増やした遺伝子を電気泳動という操作にかけて、遺伝子の型を調べる、つまり、診断の結果を出す過程に取り組んでいました。
(さあ、遺伝子診断の結果は? )
【遺伝子組み換え】
(「光るタンパク質」が取れたことを確認。白黒画像なので緑には見えませんが、白く光っているのがGFP。)
(遺伝子組換大腸菌によってつくられたタンパク質をゲル電気泳動で分離。画像は、ゲルを剥がして、ゲル内で分離されたタンパク質をこれから確認するところです。使っているヘラは、そう、お好み焼きのコテ。細かい作業にはもんじゃ焼き用の小さなコテも使います! )