カテゴリー別アーカイブ: 授業

学生実験便り(1)

FIRSTの学生実験は、1年生が火曜日、2年生が水曜日&木曜日、3年生が火曜日&水曜日&木曜日。上の学年になるに従って、実験する時間も増えていきます。(ちなみに4年生はほぼ毎日実験しますが、学生実験とは呼びません。卒業研究ですね。)

毎年、春になり、新入生が入ってきて実験が始まると、嬉しく感じることがあります。

それは、新2年生の成長ぶりです。新入生と比べると、実験に臨む雰囲気から手際まで、まったく違うのです。ずっと見ていると、どの学年も成長していくのでなかなか成長ぶりに気付かないのですが、春先に新入生を見ると、あぁ、1年分成長していたんだなあと実感します。 その成長の度合いには、少人数ならではのものがあると思います。

現在、1年生は、学生約10名に教員が1名つくという、超・少人数体制で実験をしています。

TLC
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(化学系実験のグループは、薄層クロマトグラフィーという分析の実験をしていました。)

Bio
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(生物系実験のグループは、遺伝子組換えの実験。改めて、「少人数」ですね。)

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Reaction
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(こちらは2年生。化学合成の実験風景です。英語のテキストをもとに、自分たちですいすいと実験を進めていきます。)


今日から授業がスタート!

今日から新学期の授業が始まりました。

新入生にとっては、大学での初めての授業ですね。1年生の時間割を見ると、1限が「構造有機化学」、2限が「英語及び演習」、3限が「科学英語コミュニケーション1」、4限が「ベーシックキャリアデザイン」と4限まで講義が続きます。

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(本日の1限目、構造有機化学の授業風景。)
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(配布されていたプリント。今日のところは高校の復習のような感じで “楽勝” ですね。)

 今まで50分授業だったものが、90分になるので、4限まで通して授業を受けるのは、慣れるまでは少々きついと思います。高校時代よりも、少し集中力が必要ですね。

 でも、入学式後のいろいろなガイダンスでのみなさんの集中力を見ていると(また、伝え聞いていると)、まったく問題ないと確信しています。大学でやっていけそうな、十分な集中力がありそうですね。

 あとは、履修指導ガイダンスでも言われたと思いますが、「聞いたことは100%理解」を続けていっていただきたいと思います。

 理解できなかったところはどうすればいいのか?

 マイラボの隣には教員がいますので、すぐに聞いて下さいね。マイラボにいる先輩でももちろんよいのですが、どの先輩がどの分野を得意としているかを把握するまでは、教員に尋ねるのが無難ですよ!


入学式&新年度スタート!

今日から4月。新年度がスタートです。

 岡本では5期生になる新1年生の入学式が開催されています。さらに引き続いて、新1年生にはこちらポートアイランドキャンパスに移動してもらい、新入生ガイダンス。また、それぞれ新学年になった2年生、3年生、4年生のガイダンスも予定されています。

 年が経つのも早いもので、学部設立から丸4年が経ったんですね。就職した1期生はもう登校してこないわけで、そう考えるとちょっとさみしいですね。

 さて、その3月に卒業した1期生の進路の内訳をご紹介しようと思います。卒業生33名のうち、22名は大学院フロンティアサイエンス研究科の修士課程へ進学し、11名が就職しました。ちなみに就職先は下記のとおりとなっています。

地方公務員      1名
地方銀行       1名
医療・薬学系企業   4名
IT関連企業     2名
コンサルティング企業 1名
大学研究員      1名
自営業        1名

みんな新天地でそれぞれ頑張ってください!
応援してます♪


卒業研究発表、おつかれさま(2)〜 卒業研究発表優秀賞

1期生たち(4年生)の卒業研究発表会の翌日。大学院修士課程1年の学生たちが企画・準備をしてくれまして、打ち上げが開かれました。その場で発表されたのが、卒業研究発表優秀賞。どの発表も質が高かったのですが、教員による採点の結果、特に優れていた3名が選ばれて表彰されました。

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(記念撮影)

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(学部長から賞状が授与されました。)

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ヤジ 祝福の声も飛び交いました。)
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(発表の瞬間「え!? オレ?」)

 この卒業研究発表優秀賞はフロンティアサイエンス学部の独自スカラシップの一環なので、奨学金も出たようですよ。 しっかりと各自の成長のために活用してくださいね。社会や大学院での活躍を祈っています。

第3回修士論文研究発表会

先日のブログでご紹介した卒業論文研究発表会の翌15日には、修士論文研究発表会が開催されました。FIRSTでは、大学院も学部と同時開設いたしましたので、卒業論文発表会は第1回でしたが、こちらの方は今年で3回目の開催となります(修士課程は2年間なので)。

 一人20分の持ち時間(発表時間15分、質疑応答5分)で、大学院修士課程の2年間にわたり行ってきた研究の成果をプレゼンし、教員からの質問に答えていました。

修論発表

 卒論(大学4年生)と比べると修士論文は、研究にかける期間が2倍で、発表時間も約2倍。高校生の皆さんは、発表の中身(内容)も2倍かな?と思うでしょ?

 ところがそうじゃないんです。

 いろいろな点で、大学院生は学部生(大学生)よりも能力が上がっているはずなので、3倍くらいの内容が求められるんですね。(あくまでブログ編集者の個人的見解です。)

 これが、博士論文になると(博士課程は修士課程の2年間プラス3年間です)、さらにその3倍くらいの内容が必要で、その上、内容には非常に高いレベルが求められます。

 そのかわり、博士号という学位が授与されてプロの研究者として認められます。

 博士号を取得するとどんないいことがあるのか? かつて大学院生だった私も、先輩に尋ねたことがあります。

「海外に行けば、手紙の宛名もMr. や Ms. ではなくてDr. だし、予約したレストランの席に案内されるときもウェイターにDr. ○○、と呼んでもらえるよ。へー、あの人、博士なんやぁ、という周囲の視線が快感。」・・・ まあ、これはどうでもいいですね。もちろんちゃんとしたことも答えてくれまして、「海外で、あるいは海外の人と仕事をするときは、博士号を持っていないとなかなか相手にしてもらえない」ということでした。確かにそれはありますね。

 今年の修士課程修了者にも、博士課程への進学を希望している学生がいます。もし、試験に合格して進学することになったら、一流のプロの研究者目指してがんばって下さいね。

M2 kinen

(修論発表会の打ち上げで、後輩から記念品が授与される修士課程修了者。今年度は3名ですが、再来年度はフロンティアサイエンス学部の1期生たちが進学・修了するので、20名くらいになりそう・・・)