昨日、一期生たちによる記念植樹が行われました。
一期生の卒業に合わせて発足するFIRST同窓会の初代会長が、今回の発起人。キャンパスの“地球”の前に、桜の木を植えてくれることになりました。(白いスコップを手にしている左端の子がFIRST同窓会初代会長(予定)。そう、FIRSTの初代?マスコットガールです。)
月並みな言い方になってしまいますが、毎年、この桜が満開になるのを見るたびに、みなさんのことを思い出すことでしょう。潮風に負けず、たくさんの花をつけてくれるといいですね。
今年は、急に暑くなったり寒くなったりとなかなか春到来といかない感じですが、ポートアイランドキャンパスを囲む木々の中でも少しずつですが春の気配が感じられるようになってきました。
先日、道路沿いの枯れ木ばかりの垣根の中の沈丁花(じんちょうげ)が咲いているのを発見。
まだ花の少ない季節に咲く中では、とりわけ良い香りがするので、歩道を歩いていてもすぐにわかります。沈丁花という名前も香木の王様と言われる沈香の香りがするからつけられたものだといいます。良い香りの花木としては秋の金木犀もなじみ深いものですが、この2つの花木には面白い共通点があります。それは、日本にはほとんど雄の木しかないため、実を付けないということ。また、香りの成分にも同じ化合物(リナロールやβ-イオノン)が含まれていることがわかっています。分類学的には目から違っているのにふしぎですね。
今日は、マイラボで撮影した一枚の写真を紹介します。
何の集合写真かわかりますか?
右から、子(ネズミ)丑(ウシ)寅(トラ)卯(ウサギ)辰(ドラゴン)巳(ヘビ)午(ウマ)未(ヒツジ)申(サル)酉(トリ)戌(イヌ)亥(イノシシ?)・・・そして、ネコ
マイラボに学生さん達が持って来たぬいぐるみをつかって撮影した十二支の集合写真でした。
我々の世代では「まんが日本昔ばなし」で小さい頃何度も見た十二支の話が思い出せます。
神様に、元旦の朝、年賀の挨拶にくるように言われた動物たち。1番から12番までが1年の間それぞれの動物の大将にしてあげると言われ、競い合って挨拶に行ったお話です。
足が遅いウシは前日からノソノソと行ったが、その背中に乗っていたネズミに1番をさらわれ、また、挨拶の日にちを知らなかったネコはネズミに1日遅い日を教えられ、13番目となり、ネズミを恨み、今でも見つけるとつかまえるようになったという昔話です。
古代中国発祥で、アジア圏に広く伝わり、国や地域によって十二支となる動物も違っています。調べてみるとおもしろいですよ。
大学院生の頃、一回り違う干支の学生の入学に驚かされていましたが、そろそろ、同じ干支で二回り年の離れた学生さんが入学してくるようになります。大学で教えていると、若い学生さんに囲まれているので年齢感覚もなくなってきますが、干支を聞くと、ふと現実に引き戻されていきます。
いやはや年が経つのもはやいものです。