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事務室キャリア支援便り4

みなさんGWはどこかいかれましたか?
関西圏も梅田や神戸ハーバーランドに大型の商業施設がオープンして混雑していたようです。

さて、
以前、キャリア相談の内容について少し紹介させていただきましたが、1月以降は就職活動の選考における相談が中心となっています。企業から提出を求められる履歴書やエントリーシートの添削、グループディスカッションや面接に向けての準備や心構えに加えて、実際の面接を想定しての模擬面接等を行っています。その指導があってか、なかってか内定をもらったという知らせも届き始めました。

皆さんは、「エントリーシート」という言葉をご存知ですか。企業独自の履歴書・志望理由書の類(たぐい)で、志望理由はもちろんのこと自己PRや学生生活で打ち込んだこと、これまで直面した困難や人生の挫折等、選考にあたって多岐にわたる項目について学生に記述させます。一企業につきA4版数枚分を手書きで記述することもあり、本当に大変です、という学生もいます。しかしながら、記述項目が多いということはそれだけあなたのことを知りたいと企業は思ってくれているのではないでしょうか。学業や学生生活についてはもちろんのこと、これまでの人生を振り返って自分自身を表現しようと思えば、たった数枚分のスペースでは足りないような気がしませんか。

就職活動中の学生はエントリーシートの提出に追われる日々ですが、自分自身を知ってもらえる第一歩と思って頑張りましょう。


ゴールデンウィーク

みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。

GWの真ん中の平日には、あちこちで、学生たちの遊びにいく相談をする声がしていました。やはりGW。遠くへ行く学生も多いみたいですね。今頃、目一杯楽しんでいることでしょう。

そんな中、GW明けの研究報告会に向けてGW中も準備をしなきゃ、という4年生や大学院生の声も。
(「大学院生には、盆も正月もないと思え」と、我々もよく言われたものです。 実際には、計画性をもって進めていれば、そんな事態に陥ることはほとんどないんですけどね。)

さて、GWも大学に来ている学生や教員にとっての救いは、このポートアイランドキャンパス、眺めがいいことですね。
息抜きに窓の外を眺めれば、ほら、リゾートに来たみたいでしょ!?
 

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(7F カフェテリアから明石海峡大橋を臨む)
 

新しい学部パンフレット(作成中)

高校生にとって大学情報を調べるのは、ホームページであり、パンフレットであると思います。
フロンティアサイエンス学部にも学部のホームページ、パンフレットがそれぞれあり、学部の特徴を知ってもらうために工夫を凝らしているところです。

フロンティアサイエンス学部の学部パンフレットは皆さんご存知でしょうか?
白地に、FIRSTのイメージカラーである青色のリーフが示された表紙のものです。

このパンフレットを作成したのは、この春卒業した1期生が入学したばかりの春頃でした。入学した学生さんたちの勉強や実験、日常生活を伝えようと、マイラボや図書室、カフェテリアなどで撮影し、また、1期生が4年間かけて学んでいく状況を伝えようと説明に工夫をして作成したのが思い出されます。

ただ、当時は4年間で学ぶ内容は、実施していないため具体的に書けず、苦労しながら書いたのを覚えています。そのため、今読み返してみると、曖昧な表現やイメージ写真が多く使われているのに気づきます。

実際に4年が経ち、FIRSTでの学びははっきりと伝えられるものとなり、このたび、学部パンフレットを刷新する運びとなりました。

文字よりも写真で様子を伝えようとしているので、その撮影があり、昨日が撮影初日、今日とあわせて2日間でキャンパスの写真を撮影し、その後、文字等を入れこんで完成させていく予定です。

さて、どんな学部パンフレットができるのか、完成したら皆さんも是非入手してその内容を確認してくださいね。

今のところ、5月末から6月上旬に完成する予定です。


事務室キャリア支援便り3

4月16日付の日本経済新聞朝刊にて、企業による採用活動の解禁時期が、大学3年生の12月から大学4年生の4月に繰り下げられることが事実上決まったという記事が掲載され、安倍首相が19日にも経済3団体首脳に要請し、経団連も正式な要請があれば容認する姿勢を表明したとの報道がありました。

早ければ現3年生や修士1年生に適用されるため、就職活動の準備にも大幅な影響があるので、引き続き今後の動向に注目しなければなりませんね。


ウイルス(3)ー ノロウイルスとインフルエンザウイルス ー

最近、H7N9という新しい鳥インフルエンザのニュースが流れています。
これまでヒトが感染したことのない型式なので、免疫がないということで世界的な大流行が危惧されています。こわいですよね。
そのニュースのこともあり、今日は久しぶりにウイルスについてのお話を一つご紹介します。

今の鳥インフルエンザもそうですが、昨年末から今年にかけて普通のインフルエンザウイルスやノロウイルスが猛威をふるっていたので、皆さんの中にはそちらに感染した人もいるかもしれません。

ウイルスの感染は保菌者(感染者)との接触によることが多く、それを避けるためにもあまり人がたくさんいるところに行きたくないものです。といっても、人に来てもらわなければ困る施設もたくさんあります。そういう施設の入り口には、必ずといっていいほどアルコール除菌スプレーがおかれていますよね。FIRSTの入口にも例に漏れず置いてありました、除菌スプレー。

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アルコール除菌スプレーさえあれば、ウイルス対策もバッチリと思えますが、皆さんはこんな話を聞いたことありませんか? インフルエンザウイルスはアルコール消毒が効くけど、ノロウイルスにはアルコール消毒は効かない・・・
確かに新聞にも書かれていたりしますが、これって嘘、それとも本当?

なぜアルコールが除菌できるのか、そのしくみを知っていればアルコール除菌が効くウイルスと効かないウイルスを簡単に判断できます。

水と混ざっているので、水みたいなイメージがあるアルコールですが、アルコールは水と違う性質ももっています。
注射の前なんかでもアルコールで皮膚の表面を拭くと、表面の油分が拭き取られてしまったのに気づいたことってないですか? アルコールは水とよく混ざる水みたいな液体ですが、水と違って油も溶かすことができる液体なんです。

実は、この油を溶かす性質こそが消毒のポイントとなります。

中学校や高校の理科の教科書にも記載されて覚えている人もいると思いますが、生物は細胞が集まってできあがっています。この細胞、中に含まれる遺伝子などを守るために、細胞膜という水に溶けない油の膜で覆われています。この膜を作っている脂質という分子は、石けんのような物質であり、水にも油にも溶ける性質があります。水と接している時には油の膜を作っているのですが、エタノールを含む水にさらすと、脂質がアルコールに溶けてしまって、細胞膜は溶けてなくなってしまいます。
結果として、細胞は丸裸となってしまい、生きていけなくなるわけです。

大腸菌などの細菌は細胞膜を持っているため、アルコールで簡単に除菌されてしまいます。(だいたい数秒から数十秒で死滅してしまいます)

ところがこのような細菌と異なりウイルスは生き物ではないので、細胞膜(ウイルスの場合はエンベロープと呼びます)を持っているものと持っていないものがいます。インフルエンザウイルスはエンベロープをもつウイルスの仲間であり、アルコールで細菌と同様に速やかに除菌されてしまいます。
一方ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスの仲間であり、アルコール除菌しても10分以上も除菌はされず生き残ることができます。

つまり、言われているとおり、インフルエンザとノロウイルスではアルコール除菌が効く、効かないがあるんですね。また、このことを知っていれば、そのウイルスにエンベロープがあるかどうかさえ調べれば、自分でも除菌されるかどうかを調べることもできますね。

でもなぜウイルスによってエンベロープがあるもの、ないものがあるのか?
それはまた別の機会にお話ししますね。