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FIRSTの看板娘

FIRSTはキャンパスも非常に個性的ですが、そこで活動する学生さんたちも個性的な面々がたくさんいます。今日は、このFIRSTをこよなく愛し、このFIRSTの看板娘ともいえる、国広さんを紹介したいと思います。

国広

こんにちは! FIRST1期生で、今、3年の国広潮里です。早いもので、私がFIRSTに入学してもう3年が経ってしまいました。入学式がつい昨日のことに感じるくらい、あっという間に時間が過ぎてしまった気がします。でも、充実した3年間を過ごせ、その中でたくさんの思い出ができました。

Q1.FIRSTに入学を決めた理由を教えてください。
「私は高校生のころから甲南大学が大好きで、甲南大学に進学しようと思っていたんです。どの学部に進学しようか決めようとしていた高校2年の時、たまたま水族園で行われていた実験講座に参加して、甲南大学に新しい学部ができることを知りました。それがFIRSTでした。それから1年後のオープンキャンパスでFIRSTの先生方が行っていた実験体験講座に参加しました。遺伝子鑑定の実験だったのですが、私の実験結果が上手くとれなかったので、次の日も特別に実験をさせてもらって…としているうちに、たくさんの先生方や、事務の方にお世話になって、なんて素敵な学校だろう!!と思って、FIRSTを目指しました。」

Q2.FIRSTに入ってよかったと感じたものは何ですか?
「FIRSTに入学してみて一番いいと思っているのは、やはり「マイラボ」です。マイラボでは、大学院の先輩や同級生、後輩とたくさん話をすることができ、短時間で心から打ち解けられる絶好の場になっています。マイラボを通じて私もたくさんの友達をつくることができました。FIRSTは一学年の人数は少ないですが、人数が少ない分、とても濃い人間関係が作れるので、私にとってFIRSTはもうひとつの家族みたいな感覚になっています。」

Q3.この3年間で一番印象に残っていることは何ですか?
「一番印象に残っていることは、摂津祭(大学祭)で模擬店を出したことです。1年生の時は、1期生全員で協力しながら綿菓子屋を出店しました。岡本キャンパスに居場所がない私たちFIRSTは、模擬店を出そうにも、準備物を置いておく場所がないんです。それを、みんなで手分けして、朝早くポートアイランドキャンパスから運んだり、他の部活の方に置いてもらったりと、売り出すまでの苦労もたくさんありましたが、その分、終わった後の達成感、充実感はすごいものでした。2年生の時には、1年生も加わってサーターアンダギーのお店を出店しました。1年生の時は、何もわからない状態で手探り状態だったのですが、1年目の経験と後輩が加わって倍のアイデアが出てきたこともあって、1年目以上の達成感、充実感を味わうことができました。準備などを通じて先輩と後輩の絆ができるとても大切なイベントになったと思っています。そういうこともあるので、今後もFIRSTの伝統として続けていければと考えています。」

摂津祭2010

Q4.大学の活動以外で取り組んでいることは何かありますか?
「今は学生を全力でやろうと思っています! というのも、2年生の頃、将来に悩んでいて、何をするにも『わかんねぇ!』っていう気持ちになってしまっていました。そんなことで時間を費やしてももったいないので、とりあえず何か面白いことをしよう!と思い、考えた末に思いついたのは『沖縄にいこう!』という答えでした。昔から水族園で働いたりしていたので、自然とそういう発想になったんだと思います。そして、この2月に沖縄の黒島という小さな島に2週間、ウミガメの研究所で研修をさせてもらい
に行きました。そこで、いろいろなことを体験させてもらううちに、とにかく学生のうちには学生にしか出来ないことをしなくちゃ!と思うようになり、今は、悩むよりも毎日の学生生活を大切にしようと思ってがんばっています!」

Q5.最後にメッセージがあれば。
「毎年、毎年、何が起こるかわからないFIRSTが私は大好きです! 皆さんも是非FIRSTを目指してがんばってください!」

FIRSTの魅力は、中で活躍する学生さんたちにあるといってもいいと思います。オープンキャンパスなど、在学生と話せる機会がたくさんありますので、是非一度キャンパスを訪問いただき、在学生たちと話してみてください。


FIRSTのフットボーラー

 一般的に、理系、特に実験系の学部学科では、ハードな部活との両立は容易ではありません。FIRSTでも1年生から実験科目がありますので部活との両立はやさしくないと思いますが、そんな中、アメリカンフットボールを頑張ってきたのが2年生の井上君と下農君です。

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 アメフトは肉体的に過酷なだけでなく、試合前にはノート1冊分のプレイブック(作戦)を頭に叩き込んで、各プレイのフォーメーションや動きを身につけなくてはならないという、頭脳面でもタフなスポーツです。これから学年が上がるごとに実験科目の時間数も増えていきますので、練習や試合に出られないことも多いと思いますが、少しでもチャンスがあればあきらめずに続けてほしいと思っています。
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《 練習で、向かい合ってセットしている井上君と下農君 》

FIRSTって何の略?

 甲南大学フロンティアサイエンス学部の愛称はFIRSTといいます。これはFrontiers of Innovative Research in Science and Technology(科学とテクノロジーにおける革新的研究の最前線、または、最前線を切りひらく開拓者たち)の頭文字をとったものです。

 フロンティアサイエンス学部が設立された2009年4月、とき同じくして、文系の新学部・マネジメント創造学部(CUBE)も誕生しました。学内で「新学部」といってもどちらのことがわからないので、FIRSTやCUBEが開発コードネームのように使われ、今でも、これらの愛称で呼ばれています。

 高校生や一般のみなさんには、正式名称(フロンティアサイエンス学部)と愛称(FIRST)という2つの名前があるとわかりにくいでしょうか?  覚えやすい方で結構ですから、ぜひ、記憶にとどめておいてくださいね!


春休みの研究(番外編)

ohashi 春休み中に、研究室でのアルバイトというかたちで、研究活動に携わっている熱心なFIRSTの学生たち。

 困るのは食事です。授業が無い期間、キャンパスには1−2年生がいませんので(教職員や大学院生はいるのですが・・・)カフェテリアが営業していないのです。

 そこで、授業が無い期間中は、周辺のいろいろな研究機関の食堂を利用するのですが、今日は、研究指導の先生が、がんばっているご褒美にと、キャンパスのすぐ近くにある花鳥園(花と鳥のテーマパーク)のレストランに連れて行ってくれたそうです。画像は、食後の休憩中に、人間のオオハシ君が鳥のオオハシに遊んでもらっているところだとか。。。

 気分をリフレッシュさせて、午後の実験もがんばれ!


ブログ開設にあたって

 甲南大学フロンティアサイエンス学部(愛称FIRST)は、2009年4月にポートアイランドキャンパスに開設された新しい学部です。簡単には言い尽くせないほど、ユニークな特徴をたくさんもっています。パンフレットやホームページを通じて「ユニークな特徴をできるだけわかりやすく伝える」ことに心を砕いていますが、それでも、最も伝えたくて、でも、どうしても伝えきれないのが「FIRSTの雰囲気」です。

 FIRSTのあるポートアイランドキャンパスは、決して大きいとはいえないキャンパスで、建物も一つしかありません。でも、これがFIRST特有の雰囲気(校風、ではないので学部風?)をつくりだしているんです。
 一つの建物の中に、1〜3年生一人ひとりに専用デスクが用意されたゾーン「マイラボ」があり、マイラボのとなりには教員研究室が並び、1階には学生の学びをサポートする事務室、健康面をケアする医務室、ナノやバイオの専門書が並ぶ図書室があり、最上階の7階には見晴しの良いカフェテリアがあって・・・学生と教職員、みんながここで一緒に「大学生活」をしている、そんな感じです。
 一緒に大学生活をして、何を目指すのか? FIRSTのキャッチコピーの一つは「研究で学ぶ」です。授業や教科書から学ぶだけなら、高校までと何ら変わりません。大学の学びは、「研究」、つまり学問の未知の領域を開拓する(←学部名にもなっている”フロンティア”ですね)、誰もつくったことがないものを創造する、誰も明らかにできていなかったことを明らかにする、そんな活動を通じてさまざまな能力・知識・技術を身につけることだと考えています。だから、FIRSTでは、学生は決して「生徒」ではなく「研究者のたまご=学生研究者」です。
 さて、このようなキャンパス、教職員の想い、応えてくれる学生研究者たちが、どんな雰囲気をつくり出しているか....オープンキャンパスなどにお越し下さった方々には、すぐに感じて納得していただけるのですが、やっぱり、言葉ではうまく伝えられません。このブログの画像などを通して、少しでもFIRSTの雰囲気を感じて頂ければ幸いです。