大変長期のご無沙汰になってしまいましたが、個性が見えるマイラボシリーズ第2弾です。
みなさん、長い時間を過ごすマイラボですから、癒し系グッズを置いている学生さんも多いですね。特に試験期間中など、心が折れそうになったときには大いに癒し系グッズのお世話になっていることでしょう。
(背景は神戸空港)
究極の癒しといえば、やはり緑でしょうか。こちらの学生さんはプチトマトを栽培中。名前はポポティだそうです。名前をつけてしまっては食べにくい気もしますが、早く実を育てて、リコピン効果で夏を乗り切って下さい。
え? トマトに含まれているのはリコペンじゃないかって?
どちらも正解でしょうね。綴りはlycopeneですから、実際の読み方に近いのはリコピン、いやライコピンかな。
高校生の方は、こういった「化合物の読み方」が大変ややこしいという話を、授業で聞かれたことがありませんか?
Alkane は教科書ではアルカンと書かれていますが、実際の発音はアルケインが近いですよね。
Alkene は教科書ではアルケンですが、実際の発音はアルキンが近い。
Alkyne は教科書ではアルキンですが、こちらの発音はアルカイン。
将来、留学したときに、alkaneをアルカンと発音すると、”alkyne?” と誤解されて困ることになるかもしれません。
これ以外にも「えっ? そんなふうに呼ぶの?」と驚かされる用語はたくさんありますが、通じない化合物名の代表例はアセトニトリルとエーテルではないでしょうか?
CH3CN acetonitrile アセトニトリル → アスィトナイトラル
ROR’ ether エーテル → イーサ
いくら「エーテル!」と連呼しても、「ん? エステルでしょ?」と言われてしまいます。
それから、ちょっと変わったところでは、decyl デシル。ブログ編集者の留学先(ロサンゼルスの数十km南)では、デクル、と呼ばれていたんですが、これは他の場所ではまったく聞きません。南カリフォルニアの方言なのかなあ?