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就職内定率100% 達成!

開設4年目のFIRST。

この3月に1期生たちは卒業を迎えます。一昨日には、卒業研究の発表会が行われました。(詳しくは明日の記事で。)

さて、その一期生たちの卒業後の進路ですが、おかげさまで就職希望者の全員が、無事、企業から内定をいただいています。

最後の一人が決まったのは2月に入ってから。教職員も皆、ずっと気をもんでおりました。

「卒業間際まで決まらないなんて、やっぱり、最近の就職活動はたいへんだなあ」と思われるでしょ?

まあ確かにたいへんなのですが、その、トリを飾った(?)学生は、実はすごく早い時期に内定を獲得できていたのを辞退して、違う方面で就職活動を続けていたんですね。

就職する力はあったのですが、その後なかなかご縁が無く、この時期までみんなをハラハラさせたというわけです。

就職するみなさん、せっかくご縁をいただいた会社ですから、4月からがんばって下さいね。活躍を期待しています。


【大学院入試】本日、飛び級入試の試験日

本日は、大学院フロンティアサイエンス研究科の飛び級入試の試験日。

フロンティアサイエンス学部では、成績が極めて優秀な学生には3年次終了時点で、大学院修士課程に進学するチャンスが与えられます。

それが、飛び級入試です。 

通常は大学で4年間学んでから大学院に進学するところを、通常よりも1年早く大学院生になろうというわけですから、4年生に勝るとも劣らない実力があることを証明しなくてはなりません。当然、狭き門です。

がんばれ受験生!

でも、入試の結果はともかく、チャレンジできる成績をこれまでに修めてきたこと、また、チャンレジする気概があること、入試勉強に必死に取り組んでいること、だけでも、私は受験生のことを大変誇りに思います。 

皆さんのなかには、「いくら成績優秀でも、1年短い分、研究の経験不足なのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、 フロンティアサイエンス学部では、3年次に十分な研究経験を積むことができるため、その心配はありません。


個性が見えるマイラボ(3)

個性が見えるマイラボシリーズ第3弾です。(第1弾第2弾もご覧下さい。)

どの学生さんにとっても一日の大半を過ごすマイラボですから、自分が落ち着くいろいろなものが持ちこまれて飾られます。今日は、ある学生さんの机の上で見つけた奇妙なオブジェをご紹介しましょう。

画像は標本で、何でも大阪や和歌山の山中で自分で採集した「蛾」だそうです。
個人的には、何となく「蝶」と比べると何かどんよりしたイメージがしますが、蛾の方が見ていくうちにその良さが深まっていくそうです。

諸外国では、蝶と蛾を区別することは少なく一緒の分類としているところも多いとのこと。どんどん深い話を熱く語るその情熱・・・たしかに伝わってきました。

何事にもトコトン打ち込むその姿勢、研究者に必要です。

マイラボ個性

そういえば、真ん中の標本。どこかでみたような・・・・。
あっ! 映画「羊たちの沈黙」でみたやつ!
といっても、最近の学生さんにはわからないかもしれないですかね(汗)。

何でも三宮の標本屋さんで一目惚れして購入したそうです。

マイラボ個性2

それにしても落ち着くグッズは人によって実に多様ですねぇ。


【入試】今日は合格発表日

今日は、甲南大学の合格発表日でした。

受験生の皆様、今年もFIRSTを受験いただきありがとうございました。

皆さんの期待に応えられるよう、来年度も教職員一同教育、研究に一層力を入れていきたいと思います。

フロンティアサイエンス学部では、 教育のソフト(カリキュラムや指導方針)とハード(マイラボや実験室などの施設)が互いにうまくリンクするようにつくってあり、学部のことを良く知っていただくには、ご来訪いただいて直接ご覧いただくのが一番だと思います。

合格者向けの見学会も別途、開催致しますが、キャンパスの見学や学部説明はいつでも歓迎しています。お一人でもご家族連れ、友達連れでも問題ありません。ご希望の方は、ポートアイランド事務室までお問い合わせください。 (連絡先はホームページをご覧下さい。)


取材

在籍する学生が最大限に成長できるよう、特徴ある様々なカリキュラムを取り入れているFIRSTでは、いろいろな研究機関や企業から取材を受けることがあります。今日は、エルゼビアという出版社から受けた大学院の講義(ナノバイオ研究演習1)の取材に関するお話をご紹介します。

エルゼビア社は、オランダを拠点に世界規模で展開する科学系学術誌の大手出版社です。エルゼビア社は多岐にわたる分野の学術誌を発行しているので、我々が研究を進めるためには、エルゼビアから出版されている専門誌からも最新の研究動向を調べる必要があります。

エルゼビア社では学術誌の発行やオンライン購読と並び、数ある専門誌から研究者が必要とする論文を探し出す検索ソフトウェア(Scopus)も開発・販売しています。実は、フロンティアサイエンス学部、研究科でも、このScopusを導入し、活用させていただいています。今回は、大学院のナノバイオ研究演習1について、その講義中でScopusをどのように活用しているか、についての取材でした。

以前のブログでも紹介いたしましたが、ナノバイオ研究演習1は、自分が取り組んでいる修士論文研究以外の新たなシーズを探して、その先行技術を調査し、総説の形で纏め、発表する演習科目です。学生さんたちは、Scopusをその先行技術調査に活用しています。

先行技術を調査するためには、いくつもの機能を駆使しながら文献を検索していきます。
例えば、
◎ 研究に関連する「キーワード」による検索
◎ 引用回数による検索、および、検索結果の並べ替え
◎ その著者に関する先行研究に関する文献検索(著者検索)
などなど。

日頃は渡された論文を読むばかりの学生さんにとっては、Scopusの機能をあまり知らず、検索もうまくいかないこともしばしばで、文献検索をしていく中で必要に迫られ、便利な機能を活用できるようになっていくようです。
このScopusは、研究者の使い勝手をモニターしながら、常に改善が繰り返されているソフトウェアでもあり、年々進化してとても便利になっていっています。今回の取材もフロンティアサイエンス研究科におけるScopusの活用例の他機関へ紹介や、学生さんたちへのインタビューを通じてのScopusの使い勝手の調査が行われていたようです。

最近も新しい機能が増えつつあるようで、我々も取材を通じて教えていただいた新しい機能を今度つかってみようと思います。