FIRSTの学生はみんな後輩思い。
今日は1期生の中村研くんから寄贈されたバイオ系勉強の聖書(The Cell ~細胞の分子生物学~)にまつわるお話を紹介します。
中村君はFIRSTの一期生。
この学部が設立された当初から新しい学舎で学んできた一人です。
その中村君のお気に入りはマイラボ。いつも遅くまで残ってマイラボで勉強してきました。ただ、その中村君にも悩みがありました。その悩みは図書室で本が借りられないこと。もし図書室の本を借りてきてマイラボで勉強したらもっと捗るのになぁ・・・といつも考えていたそうです。
ある時、後輩たちが勉強しやすいように本を買って寄付しようと考え、何かの教科書を購入すること決断したそうです。何の本を買うかについては本人もだいぶ悩んだそうで、せっかく買うならみんなが使えるもので、自分のお金では買えない高価な本がいいだろうと考え、The Cellを選定したそうです。ちょうど学部2年生からもらっていた平生記念甲南栄誉奨学金で4冊購入して各フロアに置いたそうです(写真)。
形あるものはなくなるかもしれませんが、この”思い”はずっと受け継がれていくんでしょうね。