自分のお気に入りの本を、5分間、みんなの前で紹介する知的書評プレゼン合戦「ビブリ バトル」。11月27日(日)に、甲南大学ポートアイランドキャンパス・カフェテリアで、地区決戦が行われました。
地区決戦というのは、地区内の予選会を勝ち抜いてきた大学生たちが競う場で、そこを勝ち抜けば、首都決戦(全国大会)に駒を進めることになります。
私たちの関西Bブロック(兵庫・大阪エリア)地区決戦では、関西学院大学(理工学部)、神戸学院大学(人文学部、グローバル・コミュニケーション学部)、それから甲南大学(文学部、知能情報学部、フロンティアサイエンス学部)からの計8名によるバトルが繰り広げられました。
(子規の俳句の魅力を伝える甲南大学文学部4年の川嶋健佑さん)
さすがに各予選会を勝ち抜いてきたみなさんだけあって、レベルが高い。きっちり、5分を使い切って魅力を最大限に伝えようとするのはもちろんのこと、そのあとの3分間の質問コーナーでも、質問に対して的確に答えながら、紹介本の魅力をさらに深く伝えようとする姿勢がとても印象的でした。
会場のみなさんもどの本に投票するか、きっと迷われたことでしょう。優勝(ビブリオバトルでは「チャンプ本」と呼びます)と2位の差は、たった1票!
(↑緊張の結果発表の瞬間)
混戦を制してチャンプ本に選ばれたのは・・・
「人生ドラクエ化マニュアル −覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ!−」
(「俺の人生のおもしろさ、定価5500円のゲームに負けてる!?」と会場の関心を引く山平伊織さん)
紹介者は甲南大学フロンティアサイエンス学部1年生の山平伊織さんでした。本のタイトルは軽い感じですが、プレゼンを聞くと、自己啓発や人生哲学にも踏み込んだ内容のようで、これから社会人に向けて成長していく大学生にはなかなかぴったりの本ではないか、と思います。高校生の皆さんも、受験勉強を“ドラクエ化”して、楽しみながらレベルアップを図ってみてはいかがですか!
(この記事は甲南ch.にも掲載されています。)