学生さんに「フロンティアサイエンス学部を受験した理由は?」と聞くと、
よくある答えが「たくさん実験ができそうだったから」。
1年のときから専門的な実験科目があるのが魅力的だった、とのことです。
実際、少人数の学部ということもあって、実験のための時間も、一人あたりのスペースも、たっぷりと用意されています。
1年生の実験内容は、生物学から化学まで幅広く、前後期それぞれ3テーマの実験を5週間ずつ行います。
生物系(バイオ実験):「大腸菌の遺伝子組み換え」を通じて、タンパク質の生合成の原理を理解するとともに、バイオテクノロジー技術の基礎を習得します。
化学系(ナノ実験):「クロマトグラフィーによる分離と分析」を通じて、有機化合物の性質を理解するとともに、化学の実験操作の基礎を習得します。
融合系(ナノバイオ実験):「緩衝液の作製と性質の調査」を通じて、pHや化学平衡の概念を理解するとともに、測定機器の使い方や、パソコンによるデータ解析やグラフ作製の方法を習得します。
これから3回にわたって、それぞれのテーマの様子を紹介していきますね。