FIRSTでは、年に2回指導主任面談という学生と教員が話す機会が用意されています。
指導主任というのは、高校でいうクラス担任にあたるものでしょうか? 学生さんの履修指導や学習、大学生活の相談にのってくれる教員となり、すべての学生さんに一人ずつFIRSTの専任教員が割り当てられています。
面談の目的は、学生さんの学習や学生生活の状況などを聞くこと、履修指導をすること、どのような進路を考えているかを聞き、助言等を行うことなどです。また、それ以外にも、学生さんが、授業や学生実験、マイラボや図書館などに対して、日頃感じている不満などを聞き、改善できることは改善していくことも目的としています。3年前に新設したばかりの学部ですので、まだ我々の行き届いていないところも多々あります。ただし、学生さんのわがままや金銭的に考えて無理難題などもありますので、すべての要望にはさすがに応えられませんが・・・。
2,3年生の面談は、4月の早い時期に終わっていましたが、1年生の面談は入学して2ヶ月ほど経ち、学生生活にも慣れてきた6月上旬に行われました。A期の試験も終わり、マイラボにも慣れ、先輩とも話せるようになってきて学生生活に馴染めている学生さんも多かったようです。ただ、慣れすぎてしまったために、提出すべきレポートを出してなく、お小言をもらった学生さんもいたようです。
他大学さんにも同じシステムはありますが、FIRSTでは、指導主任の他に「副指導主任」がさらに2名加わり、計3名の教員によるサポート体制が構築されています。これは「ポリバレント教育システム」という複数の教員が学生を共同して指導するFIRSTならではシステムを取り入れているためです。
学生さんは今後の人生でいろいろな壁にぶち当たることもあると思うのですが、一人の意見だけを鵜呑みにするのではなく、いろいろな意見、助言を幅広く聞き、その中から自分の判断で意見を取捨選択して、自分なりの結論を
出してもらうことを学んでもらうために、副指導主任というものを取り入れているんです。
いいですよね、相談できる人がいっぱいいれば。
でも、相談した相手によって正反対の助言をもらったりしてしまうことも・・・。
それもいい経験!若いうちにいっぱい悩んで自分なりの結論を出す術を学んでください。