ポーアイキャンパスの桜


4月1日に入学式が行われましたが、今年は見事な晴天のうえ、岡本キャンパス内の桜も満開だったので、新入生の皆さんにとってはとりわけ思い出に残る良い式になったのではないでしょうか。

さて、フロンティアサイエンス学部のキャンパスにも桜の木があり、ちょうど見頃を迎えています。ポートアイランドキャンパスは海辺にあるため、塩害に強いオオシマザクラ(白い花)が植えられています。写真のピンクの花の方はオオヤマザクラでしょうか。実は、キャンパス内にはもう一種類、桜の木があります。FIRSTの1期生が卒業記念として一昨年度の年度末に植栽してくれたソメイヨシノで、この春初めて花が咲きました。これらの桜は、本当は少し開花時期がずれるのですが、このキャンパスではどの桜もきれいな花を咲かせています。

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オオシマザクラは野生種ですが、ソメイヨシノはこのオオシマザクラともう一つの野生種であるエドヒガンの交配によってつくり出された園芸種だそうです。2つの野生種の良いところをうまく融合して、すばらしい新種が生まれたということですね。FIRSTでは、ナノテクノロジーとバイオテクノロジー、およびそれらを融合したナノバイオテクノロジーを学びますが、新入生の皆さんは、オオシマザクラのようにある環境では他者を寄せ付けない、ナノやバイオのスペシャリストを目指すのか、日本の桜の8割を占めるソメイヨシノのように、2つの分野の融合で新たな道を切り開くナノバイオ分野での活躍を目指すのか、これからの4年間でじっくりと考えて欲しいと思っています。