1月22日、3年生実験後期の研究発表会が開催されました。
以前にもお話したようにFIRSTの3年生実験は、テキスト通りに実験を進める所謂「学生実験」ではなく、未知の事柄にチャレンジする研究体験型のプログラムとなっています。前期と後期それぞれ、半年間、3年生実験を受け持つ教員のもとで、週3日、研究を行います。
テーマも一人一人異なりますので、「自分のテーマ」に思い入れややりがいを感じると思います。論文や特許の関係で、具体的なテーマ名をブログに書くことはできませんが、キーワードを挙げると、カタユウレイボヤ(ホヤ)、細胞内環境、細胞接着、アルツハイマー病、酵素反応、DNAの構造、ペプチド医薬、核酸医薬、環境汚染物質、ナノゲル(高分子)、金ナノ粒子、多孔性有機金属錯体などなど。
このように多岐にわたるテーマから、前期と後期に別のテーマ、計2テーマを選択して取り組みますので、幅広い経験を積むことになりますね。
さて、半年間の研究といっても、実質は9月中旬から1月中旬までの4ヶ月足らず。短い研究期間ではありますが、その成果をきちんと纏めて発表をする機会が必ず与えられます。それが22日に行われた研究発表会でした。
ポスター形式の発表で、学生それぞれが自分の取り組んだ研究成果について、教員や同級生、先輩・後輩たちにプレゼンテーションをします。
学部1,2年生も自分たちの学部でどのような研究が行われているのか、興味津々で聞いていたようです。
確かにいずれは、自分たちも取り組むことになりますからね。先輩たちの姿勢や水準を受け継ぐのはもちろん、さらに高めていってもらって、FIRSTの良い伝統をつくっていってもらいたいと思います。