去る5月12日(土)にポートアイランドの神戸大学統合研究拠点で開かれたスパコン「京」をテーマとしたタウンミーティングで、FIRST4年生の中村 研 君(杉本研究室)と大学院博士後期課程3年の藤本 健史 君(三好研究室)が参加し、「京」をつかって取り組みたい研究について発表しました。
彼らが発表したのは、現在、卒業研究等で取り組んでいる遺伝子の研究テーマだったそうです。
生命の遺伝情報を記憶するDNA。一般的には二重らせん構造を形成しているのであるが、鎖を折りたたんで四重らせん構造も形成しています。この四重らせん構造は、細胞内の複雑な環境によってその構造を大きく変えてしまうそうで、その解明が遺伝情報の転写や翻訳に関わっているのではないか、と精力的に卒業研究をしているそうです。コンピュータシミュレーションでは、複雑なものも計算によって予測することができ、いずれは自分たちの研究をもとに「京」の力を借りて細胞内の複雑な生命現象を予見したいと発表したそうです。
市長も参加した発表の様子は神戸新聞に取り上げられています。