秋は講演会のシーズン、というわけではありませんが、ポートアイランドキャンパスでは、このところ毎週、講演会が催されています。
フロンティアサイエンス学部では、他大学や企業の方々を講師にお招きする講演会を「サイエンスライブチケット」と名付け、学生たちにも1年次から気軽に「科学の最前線」に触れる機会をもってもらうことにしています。
普通、このような専門的な内容の講演会は、4年生以上になってから研究室の先輩に連れて行かれるものだと思いますが、「サイエンスライブチケット」は自分たちの「マイラボ」のすぐ上でやってますので、好奇心さえあればふらりとのぞいて聴講することができます。
さすがに1年生だと最初のうちはチンプンカンプンかもしれませんが、2年生にもなると「講義の内容と最前線の内容がリンクする」ようになってくることと思います。
本日の講師は、大阪大学大学院薬学研究科の小比賀聡先生。
「次世代医療に向けた核酸医薬の最前線 - DNAをくすりにする最新技術 -」
最先端の内容を、学部学生向けにやさしくお話し下さったので、1年生もポイントがつかめたのではないでしょうか。聴きにこなかった学生さんは、もったいなかったですよ!
ちなみに、先週はサイエンスライブチケットの講師はブリティッシュ・コロンビア大学(バンクーバー)のPierre Kennepohl先生。
「Transition metal adducts of singlet dioxygen: a new paradigm for O2 chemistry?」
学生向けに大変わかりやすい英語で話して下さいましたが、内容は非常に専門的で、しかも応用系の話ではなくPure Chemistry。これは、学部の学生にはちょっと難しかったかな。