8月23日~26日の4日間、ここポートアイランドキャンパスで独立行政法人科学技術振興機構(JST)の支援のもと、サイエンスリーダーズキャンプが開催されました。
このサイエンスリーダーズキャンプは、今年度からの新規事業で、日本や世界を牽引する優れた研究者を輩出するために、各都道府県から推薦された中学校、高等学校の先生に最先端科学やその指導法について学んでいただく取り組みです。本年度は、全国でわずか3機関のみが選出され、北海道大学、お茶の水女子大学と並んで、FIRSTも採択されました。
FIRSTが立地する神戸ポートアイランドは、神戸市が推進する医療産業都市構想の中心地であり、島内には200社を超す医療・健康産業が集積されています。FIRSTも近隣の企業と共同研究などを通じて医療・健康分野の研究も展開しており、日頃の連携や地の利を活かして、医療・健康産業に活かされる人材とは如何なるものか、中学、高校の先生方と4日間かけて一緒に考えるプログラム(「中・高・大・産 接続教育を通じた次世代の医療・健康産業を担う人材育成」)を組み、実施しました。
本プログラムには、西日本を中心に26名の中学、高校の先生方にお集まりいただき、23日にそのプログラムがスタートしました。
初日のプログラムでは、本学部の甲元より「医療・健康産業とその周辺技術、そして人材」という演題で目まぐるしく変わりゆく医療・健康産業の最先端技術や、異分野の技術が融合して生まれる新しいテクノロジー、そして、そのような分野で今後どのような人材が必要となるのか、講義形式で紹介されました。
講演の後は、3~4名のグループに分かれ、翌日、グループ毎に発表いただく、それぞれの教育現場での教育状況について発表資料を作っていただきました。中学、高校という教育環境の違いや、東京から沖縄にいたる地域差などもあり、参加者同士もお互いの状況を話しながら熱心な議論が夜遅くまで続けられました。
志の高い先生方が集まるとこれほど議論も白熱するのかと驚きつつ、初日のプログラムは終了しました。
熱いディスカッションのもとに作成されたプレゼン資料は翌日紹介されましたが、それについてはまた後日、ご紹介したいと思います。