大学に入学するまでは、試験勉強に必死で目標となる大学に入学することだけを目標にがんばってきた学生も多くいると思います。でも、入学すると次に重要となるのが就職です。「まだ4年もあるから大丈夫だよ」と思っているうちに就活の時期が来てしまうなんてこともよくあることです。
では、入学してから自分が就職したい会社を探してそれを目標に頑張ろう!と思っても、その会社がどんな会社なのかという会社内の情報を収集するのはとても難しいことです。
甲南大学には卒業してもずっと就職をサポートしてくれるキャリアセンターがあり、就職活動のサポートをしてくれますが、FIRSTでは、それに加えて学部独自で就職をサポートするしくみを導入しています。以前に「企画する力」で紹介したキャリア委員会という組織がそれにあたり、学生と教員から組織され、学生のニーズに応じていろいろな企画を計画します。
今日は、企業の研究者がどのような日常を送り、どんなことを仕事としてしているのか知りたいという要望のもと、放射線医薬で有名な富士フイルムRIファーマ株式会社の製造部長代理をされている五十嵐様をお招きし、リードオフセミナーを開催しました。
放射線医薬の開発では、物理学の専門家、有機化学の専門家、画像処理・解析の専門家など、様々な分野の出身者がタッグを組んでいるそうです。医薬品の開発(創薬)といっても、企業によってそのスタイルも専門分野も大きく違うんですね。
やはり、現場で働かれている研究者の方の生の声を聞き、具体的に企業のことを聞けるのは学生さんにとってもためになるようです。