今年度もあと約2ヶ月。
今年度ほど将棋が注目を集めた年も珍しいのではないでしょうか。
藤井4段が名人を破ったり、それから何と言っても羽生竜王の永世7冠達成ですね。
そんな将棋界で年度末になると話題になるのが、「昇級」と「降級」。
名人戦・順位戦の成績によっては、来年度戦うクラスが変わる可能性があるわけです。
一番上のクラスにいないと名人に挑戦することはできませんし、一番下のクラスで「降級」になると、名人位を狙うという意味では実質的に引退です。
「昇級」や「降級」が掛かった対戦は、落とせない星をかけた戦いですね。
フロンティアサイエンス学部(FIRST) でも来週から「落とせない戦い」が始まります。
定期試験です。
卒業や留年がかかっていたり、目指す研究室に入るために良い成績を収めたいという学生さんにとっては、まさに落とせない単位をかけた戦い。
いや、試験は来週からですが、戦い(試験勉強)はすでにみんな始めていて、この週末は最後のチェック作業・・・だといいんですが。
我々も、みんなに単位をとって欲しい。
でも、試験を易しくするわけにはいきません。
というわけで、我々にできることは徹底サポート。
学生さんの声があれば、質問に答えたりリクエストに応えて解説を繰り返したりする「キャッチアップセミナー」を開催します。
一昨日にも「有機電子論」のキャッチアップセミナーが開催されていました。
参加は自由ですが、「絶対に落とせない!」と気合の入っている(?)学生さんが集まって熱心に解説に耳を傾けていました。
ちょっと覗かせていただきましたが、有機化学の基礎をきっちりと身につけられる内容。
創薬であれ化粧品であれ、将来、化学で何かを作り出したい、と思っている学生さんには必須の内容ですね。
単位を取ることはもちろん大事ですが、将来役に立つことを身につけるという意味でも、みなさん頑張ってくださいね。