研究科長挨拶

フロンティアサイエンス研究科長 
赤松 謙祐 教授

フロンティアサイエンス研究科では、生物や化学、物理などのさまざまな科学の融合領域であるナノバイオサイエンス(生命化学)を研究・教育の中心に据え、学部で培った幅広い専門領域における知識・技能をより実践的に展開させることを学びます。その目的のため、徹底した少人数教育により、緊密かつ充実した研究指導を行っております。

ナノバイオサイエンスの研究領域は、高齢化社会やエネルギー問題など、世界が直面する課題に解決の糸口を与えることが期待される重要な領域です。そういった社会の要請に応えうる研究と人材育成を行うことが本研究科の使命であると考えております。

本研究科の基盤であるフロンティサイエンス学部(FIRST)では、基礎化学からナノテクノロジー、基礎生物学からバイオテクノロジーまで多岐にわたる分野をベースに、融合分野における幅広い知識・技能を身につけるための教育を展開しています。これらの基礎学問領域における教育をベースに、本研究科では2009年の開設以来、生命化学分野の研究活動を通じて、以下の素養をもつ院生を育成・輩出してきました。

・国内外の研究動向、最先端の学術分野における情報収集能力
・専門研究分野における課題設定、問題抽出能力
・課題解決のための実験計画および論理的考察力
・研究成果公表のための学術論文執筆、プレゼンテーション能力
・生命倫理、安全管理等に対する高い倫理観

学部で学んだ専門分野をさらに深めつつ、修士課程および博士課程における専門的な知識と技能の実践的教授・研究を通じて、最先端の科学技術を自在に扱うことのできる研究者の育成に取り組み、新たな科学技術を創出できる研究者や産業界のリーダーの養成を目指しています。

本研究科の活動が、多くの方のご興味やご関心に即し、皆様の生活の役に立てるものであることを切に願っております。今後とも本研究科の活動にご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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