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真夏日、むしろ歓迎!

よくクイズで出される問題に「真夏日は最高気温が何度以上?」「夏日は?」「熱帯夜は最低気温が何度以上?」などというのがありますね。

名前からして過ごしにくそうな真夏日(最高気温30度以上)も、FIRST(フロンティアサイエンス学部)ではむしろ歓迎!かも知れません。

生協ポートアイランドキャンパス店の企画として、現在、「午前11時発表の最高気温予報が29度を超えたらアイスクリームが!0%OFF SALE」を実施中。

 

IceCream

 

うーん、この日は残念。29度を超えませんでした。

うちの研究室にはアイス女子がいるのですが、29度を超えなかった日の落胆ぶりといったら・・・。


神戸ハーバーランドumieで実験教室&展示を行います

8月19日(土)に、神戸ハーバーランドumie(ウミエ)で、

『ワークショップ(実験教室)』&『展示(蛍光色素を光らせてみよう)』

を行います!

 

このイベントは、小さなお子さんのいらっしゃるご家族づれを対象にした、

神戸医療産業都市のPRイベント『けーびっくり!ランド』

の一環として実施。

 

ちなみに「けーびっくり」というのは、

神戸医療産業都市(ケービック (KBIC) = KOBE Biomedical Innovation Cluster)

に掛けたネーミングです。

 

では、われわれ甲南大学フロンティアサイエンス学部(FIRST)のイベント内容を簡単に紹介します!

(内容は変更になる場合があります。)

 

『ワークショップ(実験教室)』

小学生対象ですので、高校生・受験生のみなさんにはご参加いただけませんが、小学生の妹さんや弟さんがいらっしゃったら、保護者としてぜひどうぞ。

35804966 - demonstration of full ph scale in test tubes in a laboratory

(画像はイメージです。)

「フロンティアサイエンス学部の先生・学生と一緒に、実験をしよう! 色がいろいろ変わる、楽しい実験を用意しています。色素を使っていろいろなものの性質を調べたり、絵を描いたりします。勝手に色が変わる魔法の色素も!?」

10時から17時まで毎時0分開始で、所要時間は約30分です。当日、現地での参加申し込みが必要になります。

 

『展示(蛍光色素を光らせてみよう)』

こちらはどなたでもお楽しみいただけます。医療診断などに役立つ蛍光色素に、実際に紫外線ランプを当てて、光る様子をご覧頂けます。きれいに光る色素を見るだけでも楽しいですし、高校生・受験生の方なら、診断の原理に関する知識も。

Fluorescence_Fotor

(画像はイメージです。)

「がん細胞を見つけたり、アルツハイマー病を症状が出る前に診断したり・・・、FIRSTの研究テーマに深く関係する『蛍光色素』を展示しています。きれいな蛍光を見ながら、化学と医療診断の関わりの最前線に触れてみてください。」

 

みなさんのご参加をお待ちしています。

なお、会場は、先日『名物の「巨大からくり」復活』というニュースで話題になった、神戸ハーバーランドumie(ウミエ)のセンターストリートです。


夏期オープンキャンパス 実験体験講座のご案内(2)

前回に引き続き、夏のオープンキャンパスで実施する実験体験講座のご紹介。今回は『化学テーマ』です。

 

さて、ビーカーに水が入っています。

その水にグルコース(ブドウ糖)が溶けているかどうかを、機械・装置は使わずに調べなさい、と言われたらあなたはどうしますか?

45812061 - lab flask on white background

 

舐めてみる? 正解。

においを嗅いでみる? うーん、グルコースは無臭ですね、残念。

水を蒸発させて固体が残るかどうか確かめる? 正解。

指につけてねちゃつくかどうか調べる? 濃ければわかりそうですね。

 

これらはいずれも、五感に頼った方法ですね。非科学的な感じがするかもしれませんが、五感はとても優れたセンサーなので、どれもすばらしい方法です。

ただ、固体が残ったり粘性が高かったりしても、それがグルコースだと断定することはできません。

また、触ったり舐めてみたりするのは、危険を伴う可能性がありますので、できれば目で見るだけで判断したいところです。

化学が得意な方は「フェーリング反応」「銀鏡反応」など、見た目で判断できるにわかりやすい変化が起こる反応を思いつかれたかもしれません。

ただ、これらの反応も・・・グルコースの還元性を利用しているので、変化が起こったとしても、水に溶けているのがグルコースなのか他の還元性物質なのかは判断ができません。

そこで、酵素です。

酵素は基質特異性といって、特定の物質(基質)とのみ反応するという性質をもっています。この性質を利用して、特定の物質(基質)があるかどうか、その濃度はどのくらいか、を調べることができます。

つまり、酵素に「色がつく」反応をやらせてみれば、「色がつけばグルコース(基質)がある」と判断できるわけです。

実験体験講座ではこのような原理で、グルコースの濃度を「色」や「光」で調べる実験をしていただきます。

実際の診断(血糖値)や食品分析にも使われている方法です。

化学テーマ「酵素反応を色で視る『食品分析・医療診断技術』を体験!」、ぜひご参加下さい。

(夏期オープンキャンパスは7月16日(日)と8月6日(日)に開催します。)

27924229 - scientist using a pipette26012806 - laboratory woman examining a 96 well microplate in hand

(画像はイメージです。)

35266369 - luminescence16174235 - rice plant

(時間に余裕があれば、玄米など、食品中のグルコースも分析します。)


夏期オープンキャンパス 実験体験講座のご案内(1)

甲南大学の夏期オープンキャンパスは7月16日(日)と8月6日(日)に開催!

ここポートアイランドキャンパスでも、フロンティアサイエンス学部(FIRST)の魅力を知っていただこうと、いろいろなイベントを用意しています。

さて、その中でも、「FIRSTでの学びを体感したい!」という方にぴったりなのが、実験体験講座。

実験体験講座は『生物テーマ』と『化学テーマ』を用意。どちらも2回開講(午前・午後)しますので、例えば午前は『生物テーマ』、午後は『化学テーマ』と、両方を体験していただくことも可能です。

 

生物テーマ「遺伝子やタンパク質の分析技術『ゲル電気泳動実験』を体験!」

17766138 - loading of pcr samples in numbered plastic tubes27752010 - woman hand loading samples into  gel for electrophoresis17117219 - build a gel electrophoresis chamber21361915 - scientist checks results of western blot experiment

(画像はイメージです。)

 

ゲル電気泳動は、遺伝子やタンパク質の分析をするには欠かせない実験技術ですね。詳しくはこちら(ゲル電気泳動の学生実験)をご覧ください。

 

化学テーマ「酵素反応を色で視る『食品分析・医療診断技術』を体験!」については、次回ご紹介しますね。


FIRST同窓会の「ホームカミング・デー」

FIRSTは入学定員が45名(昨年度までは35名)という少人数の学部。

しかも、ポートアイランドキャンパスには「マイラボ」という学生スペースがありますので、学生たちは、同学年はもちろん先輩や後輩とも顔馴染みになります。

顔馴染みどころか、一緒に遊びに行ったり、試験勉強やレポート対策を教え・教わったりしながら、私たち教員から見てもうらやましいような関係を築いています。 

そんな関係が卒業後も続くように、と学部開設と同時につくられたのがFIRST同窓会です。

 

そのFIRST同窓会が、卒業生と在学生が交流できるようにと、お盆にホームカミング・デーを企画しているようです。

(ちなみにホームカミング homecoming とは、帰省・帰郷 という意味です。)

 

DoubleHaruka_on_Ice

「かき氷とヨーヨー釣りを用意して待ってます。」(FIRST同窓会の会長と会計のお二人。大学院修士課程の2年生です。)

 

ご覧のように日々試作を重ね、ふわふわかき氷の出来は「プロってきてる。」(本人たち談)というレベルだそう。 

ホームカミング・デーは8月12日(土)。

卒業生・在学生(3年生以上)の皆さん、お楽しみに。