カテゴリー別アーカイブ: イベント

父母の会支援キャリアウィーク

このFIRSTには、学部独自のキャリア活動を行うために学生と教員が組織するキャリア委員会があることは以前にご紹介しました。

学生が希望する様々なキャリアイベントを実現するため、今年度も学部として父母の会の支援事業に応募し、採択を受けることが出来ました。今年実施するキャリアイベントは、「キャリアウィーク」。10月から試験期間を外して毎週金曜日の午後に企業の方々を招へいしてセミナーを開催いたします。

理系職への就職を希望する学生さんにとって、就職した後にどのような仕事をすることになるのか、具体的なお話は是非とも聞いておきたいことです。そのような貴重なお話を伺えるよう、今回は営業から開発、社長にコーディネーターと幅広い理系職の方々を招へいし、お話を伺います。将来像をイメージしつつ、就活の、また人生の参考にしてもらえるとうれしいですね。

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10月21日 高尾 知宏 氏 (エーザイ株式会社)

10月28日 山下 忠弘 氏 (協立化学産業株式会社)

12月2日  奥  崇  氏 (株式会社耐熱性酵素研究所)

12月9日  狩長 亮二 氏 (プレシジョン・システム・サイエンス株式会社)

12月16日 小林 秀輝 氏 (独立行政法人産業技術総合研究所)

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夏休み高大連携企画(兵庫県立明石高校2年生)

夏休みには多くの高校生や高校の先生がこのポートアイランドキャンパスを訪れ、様々なイベントに参加されました。本来リアルタイムで書くべきだったところ、時間がなく遅くなってしまいましたが、夏休みにあった様々なイベントについて、少しずつ公開させていただきたいと思います。

8月3日には、明石高校の1年生だけでなく、2年生もポートアイランドキャンパスを訪れて1年生とは異なる実験をしていました。1年生の実験は、実験を体験するのみとなっていますが、2年生の実験は、実験をして得られた結果を2学期の間、まとめ、考察して、プレゼンテーション資料を作成し、12月にこのポートアイランドキャンパスで明石高校、洲本高校、星陵高校の3校で合同発表するプログラムとなっています。

明石2年1

2年生が取り組んだのは「色素が持つさまざまな機能を探る」というテーマでした。身の回りにあふれる様々な物質は、似たような化学構造をしていてもその性質は大きく異なります。特に、色素は僅かな化学構造の違いで色が変わる性質を持っています。今回の実験では、アゾ色素という高校の化学の教科書に記載された色素を種々合成し、その機能を調査しました。

明石2年2明石2年3

どんな結果が出たのか、12月の合同発表会が楽しみですね。


一般公開(11/5)、開催決定!

11月5日(土)に、一般公開を開催します。
神戸医療産業都市構想,理化学研究所神戸研究所(発生・再生総合科学研究センター、京スーパーコンピュータ)をはじめ、いくつかの研究機関による同時開催となります。ぜひ、足をお運び下さい! 

フロンティアサイエンス学部では、

 ・実験体験講座(DNA、細胞移植技術、電子顕微鏡など)
 ・研究展示(生物の顕微鏡観察、生分解性高分子,量子ドットなど)
 ・ミニ模擬講義(アルツハイマー)
 ・対戦! DNAカードゲーム
 ・ミステリーツアー「遺伝子暗号の謎を解け」
 ・パソコンで描いた分子模型を待ち受け画面にしよう

 など、小中学生から大人まで楽しめるイベントを用意しています。
詳細は、近日中にこのブログとホームページで公開致します。 

Konan_qdot2
(昨年の一般公開で展示した光る超微粒子:量子ドット)

夏休み高大連携企画(徳島県立城南高等学校)

8月4日には、徳島県立城南高校の1年生がポートアイランドキャンパスにやってきて、実験講義を受けていきました。実験は「多様な色を示すアゾ色素を合成する」というタイトルで行いました。

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二人一組で実験を行い、班ごとでいろいろな組み合わせのアゾ色素を作り、そのpHによる色調変化について調べていきました。アゾ色素は、アニリンの誘導体を亜硝酸ナトリウムで処理し、フェノール類と混合することで簡単に合成できる色素です。簡単に作れるのですが、アニリン誘導体とフェノール類との組み合わせによって、違う色を呈し、また異なるpHで色が変わるんです。自分がつくったものなので、その変化を見ると本当に楽しいものです。これぞ「ものづくり」という、楽しさを実感してもらえたらうれしいですね。

城南2城南3

城南4

夏休み高大連携企画(兵庫県立明石高校1年生)

8月3日は、兵庫県立明石高校の1年生がこのポートアイランドキャンパスに来て、実験講義を行っていました。明石高校はフロンティアサイエンス学部と高大連携に関する協定を結んで、教育をサポートしている高校さんです。毎年、1年生、2年生がそれぞれポートアイランドキャンパスに来て、生命科学に関連する最先端の実験をしています。今回の実験は、科学技術振興機構が支援するサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)の支援の下で、「細胞の本当の姿をみてみよう」という実験タイトルで開催されました。

明石1年1

明石1年3明石1年2

実際に細胞を使って、細胞核やミトコンドリア、ゴルジ体、中心体、微小管、アクチンフィラメントなど、生物の教科書に載っている細胞小器官を自分たちで光らせて観察してみました。以下は細胞核(青色)と細胞分裂の際に重要となる微小管(緑色)を光る抗体によって染めたものです。やっぱり、教科書で学ぶより、自分で染めて、自分の目で見た方がよくわかるものですよね。

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